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和歌山電鐵の猫の駅長は、いま3匹です。ただし同じ日に会えるのは、どうがんばっても2匹までです。3匹の休みがきれいにずれていて、しかも日によって勤務する駅が変わります。実際に行って撮ってきた現地の掲示をもとに、何曜日にどちらの駅へ行けば誰に会えるのかを、早見表にしました。
- 猫の駅長に会いに貴志川線へ行こうと思っている人
- 何曜日に行けばいいか決めかねている人
- 終点の貴志駅だけ見て帰ろうと思っている人
先に結論|いま会える猫は3匹、同じ日に会えるのは2匹までです
初代のたま駅長が有名になってから、貴志川線の猫駅長は代替わりを重ねています。2026年8月の時点で勤務しているのは、よんたま・ごたま・ろくたまの3匹です。
ところが3匹の公休日はきれいにずれていて、全員がそろう日がありません。しかも猫によって、日ごとに勤務する駅が変わります。次の表が、和歌山駅で撮ってきた現地の掲示をそのまま整理したものです。

| 曜日 | よんたま | ごたま | ろくたま |
|---|---|---|---|
| 日 | 貴志駅 | 伊太祈曽駅 | おやすみ |
| 月 | 貴志駅 | おやすみ | 伊太祈曽駅 |
| 火 | 貴志駅 | 伊太祈曽駅 | おやすみ |
| 水 | おやすみ | 伊太祈曽駅 | 貴志駅 |
| 木 | おやすみ | 伊太祈曽駅 | 貴志駅 |
| 金 | 貴志駅 | おやすみ | 伊太祈曽駅 |
| 土 | 貴志駅 | 伊太祈曽駅 | おやすみ |
※2026年8月25日に和歌山駅で撮影した掲示より。休みの曜日は和歌山電鐵の公式サイトの記載とも一致しました。黄色い行が私の行った火曜日です。
勤務時間は3匹とも10時から16時までです。朝いちに着いても、夕方に着いても会えません。掲示には「駅長の都合や体調により休みになる場合、会えないことがあります」とも書かれていました。
・同じ日に会えるのは2匹まで。会いたい子で行く曜日が決まる
・終点の貴志駅だけでは1匹。伊太祈曽駅にも降りると2匹に会える
貴志駅だけでは1匹|伊太祈曽駅にも降りると2匹に会えます
この表をたてに読むと、もうひとつ分かることがあります。どの曜日も、勤務している2匹は貴志駅と伊太祈曽駅に1匹ずつ分かれています。
つまり終点の貴志駅まで行って帰ってくるだけだと、会えるのは1匹です。途中の伊太祈曽駅にも降りれば2匹。猫に会いに行くのに片方だけ見て帰るのは、もったいない気がします。
私が行った火曜日は、伊太祈曽駅にごたま、貴志駅によんたまという並びでした。土曜と日曜も同じ組み合わせになります。
途中下車をするなら、きっぷの買い方も変わります。和歌山駅で行き先を伝えたら、駅員さんのほうから1日乗車券をすすめてくれました。ただしこの1日乗車券、途中で降りない人にとっては損になります。そのあたりは別の記事にまとめました。

伊太祈曽駅でごたまに会って、木の神様の神社まで歩きました
和歌山駅から20分ほどで伊太祈曽駅に着きます。ここは車庫のある駅で、ホームの向こうに電車が何本も並んでいました。

駅の一角に「Gotama’s House」と書かれた家があります。小さな窓が開いていて、そこから中が見えるようになっていました。ごたまは勤務時間中でしたが、寝ていました。

ごたまの肩書きは「福招き駅長」で、伊太祈曽駅長と貴志駅の駅長代行を兼ねています。現地の掲示によると、日・火・水・木・土が伊太祈曽駅の勤務です。
駅から歩いて5分の伊太祁曽神社へ
ここからは計画になかった寄り道です。伊太祁曽神社までは、駅から歩いて5分ほどでした。

公式サイトによると、ここは木の神様を祀っている神社です。御祭神は五十猛命(いたけるのみこと)で、公式には「一般には木の神様として慕われています」と書かれていました。

もうひとつ、大きな木の株にしめ縄が張られたものがありました。根元に穴が開いていて、人がくぐれるようになっています。「木の俣くぐり」といって、この穴をくぐると災難から逃れられると伝わっているそうです。もとは御神木だった杉が落雷で燃えて、外側だけが残ったものだと公式サイトに書かれていました。

貴志駅|屋根が猫の顔になっている終点の駅
伊太祈曽から12分ほどで、終点の貴志駅に着きます。この電車は観光客でいっぱいでした。10組ほど乗っていて、駅に着くとみんな駅長室のほうへ向かって、よんたまの写真を撮りはじめます。
降りて外に出ると、駅舎の屋根が猫の顔の形になっていました。茅葺きの屋根に目のような窓がふたつ、両端が耳のように立ち上がっています。

駅の入口には、駅長帽をかぶった猫のパネルが立っています。帽子のつばに「TAMA MUSEUM KISHI STATION SINCE 2010」と書かれていました。

駅の中には駅長室があって、ガラス越しに中が見えるようになっています。この日いたのはよんたまでした。かごの中にいて、そのそばに「窓ガラスをたたかないでください」「フラッシュを焚かないでください」という掲示が出ていました。

駅舎の中には、たまカフェとたまショップが入っています。たまカフェは10時から16時、たまショップは10時から16時30分までで、どちらも原則年中無休です(メンテナンス休業あり)。
ひとつ、写真を撮るときのことを書いておきます。駅長室はカフェ側だけでなく、隣のショップ側からも見られます。カフェ側からうまく撮れないときは、ショップ側に回ってみてください。
猫の写真の列から外れて、はっさくのチューハイを飲みました
駅を出たところに売店があります。私はそこで、紀の川のはっさくで作ったクラフトチューハイを買いました。みんなが駅長室の前で写真を撮っているあいだ、外のテーブルで1本飲んでいました。

売店の方に聞いたら、紀の川のあたりは1年じゅう何かしらの果物が穫れるそうです。行った8月の旬はいちじくでした。近くでホタルも見られるのか聞いてみたら、養殖だけど見られますよ、と教えてくれました。
たまカフェの猫のコーヒーフロート
駅舎の中のたまカフェでは、猫の顔になったコーヒーフロートを飲みました。アイスの上に耳がのっていて、目はチョコです。

支払いは現金のほか、クレジットカードも使えると公式に書かれていました。
ホームに社がふたつ並んでいます|たま神社とニタマ駅守社
貴志駅のホームには、小さな社がふたつ並んで建っています。左が「たま神社」、右が「ニタマ駅守社」です。鳥居の上に、それぞれ「たま」「ニタマ」と書かれた木の札が掛かっていました。

初代のたまは名誉永久駅長として「たま大明神」に、二代目のニタマは「ニタマ駅守大神」として祀られています。ニタマは2025年11月20日に亡くなりました。同じ年の12月13日に、この貴志駅で社葬が行われています。
ここを先に書いておくのは、いまもインターネットには「ニタマ駅長に会える」と書かれたページがたくさん残っているからです。会いに行くつもりで来ると、状況が違います。ただ、手を合わせに行く場所はちゃんとあります。
帰りに日前宮で降りました|駅名と神社の名前で読み方が変わります
貴志駅を13時38分に出て、帰りに日前宮駅で降りました。1日乗車券を持っていたので、途中で降りても追加のお金はかかりません。

ここで少しややこしいのが読み方です。駅の名前は「にちぜんぐう」ですが、神社の名前は「ひのくまじんぐう」と「くにかかすじんぐう」です。日前神宮と國懸神宮というふたつの神社が、同じ境内に並んで建っています。
和歌山電鐵の駅のページには「日前神宮・國懸神宮 紀伊国の一の宮 北へ約600m」と書かれていました。
私が行ったときは、鳥居の奥は撮影禁止と案内されていました。だからこの記事に、境内の中の写真はありません。8月の暑い日でしたが、森の中に入ると暑さが少し和らいで、木漏れ日が差していたのがよかったです。
電車そのものも見どころです|いちご電車に乗りました
貴志川線は、電車のデザインでも知られています。この日、伊太祈曽から貴志まで乗ったのが「いちご電車」でした。車体に大きく「和歌山電鐵いちご電車 2701」と書かれています。

中に入ると、床は板張りで、木のカウンターと収納棚が並んでいました。吊り革まで木の輪っかです。いちご電車は2006年8月6日から走っていて、デザインは水戸岡鋭治さんだと公式サイトに書かれていました。

ほかにも、たま電車(2009年)とうめ星電車(2016年)が走っています。どの電車が来るかは便によって変わりますが、和歌山駅の発車案内には行き先と一緒に車両の名前が出ます。私が行った日は11時28分が「TAMA TRAIN」、12時が「ICHIGO TRAIN」と表示されていました。狙って乗りたい電車があるなら、駅に着いてから決めることもできます。
和歌山駅以外の無人駅から乗るときは、これを取ってから乗ります。降りるのも先頭車の前扉からです。
まとめ|猫に会いに貴志川線へ行く人へ
猫の駅長に会いに行くなら、決めることはひとつだけです。どの子に会いたいか。それが決まれば、行く曜日と降りる駅が自動的に決まります。終点の貴志駅まで往復するだけでも旅にはなりますが、途中の伊太祈曽駅にも降りれば、会える猫が1匹増えます。同じ電車賃で2匹です。
🚃 行き方:JR和歌山駅で和歌山電鐵に乗り換え(9番ホーム)
📍 Googleマップで貴志駅を開く
💰 交通費:1日乗車券 1,200円(伊太祈曽・貴志・日前宮・田中口で下車)
🐈 会えた猫:伊太祈曽駅でごたま/貴志駅でよんたま(火曜日)
⏱ 猫の勤務時間:3匹とも10:00〜16:00
にぎやか
静か
しんどい
らくちん
和歌山電鐵 公式:https://wakayama-dentetsu.co.jp/
あわせて行くなら|貴志川線で降りられるところ
1日乗車券なら、途中でいくつ降りても料金は変わりません。私が実際に降りたところと、案内に出ていたところを挙げます。
木の神様を祀る神社です。ごたまに会ったあとに歩けます。
⛩ 日前神宮・國懸神宮|夏に涼みたい人向け・日前宮駅から北へ約600m
ふたつの神社が並んでいます。鳥居の奥は撮影禁止と案内されていました。
🍜 井出商店|和歌山ラーメンを食べたい人向け・田中口駅から歩いてすぐ
帰りに田中口で降りて寄りました。1日乗車券があると、こういう寄り道がしやすいです。
日帰りで行けるか、泊まるか
大阪方面からなら日帰りで十分回れます。猫の勤務が10時から16時なので、朝に出れば間に合います。
ただ、貴志川線だけで帰るのはもったいない気もします。猫の勤務が16時で終わるので、そのあとの時間が空きます。私はこの日、猫のあとに和歌山ラーメンを食べて、夕方から雑賀崎へ足を延ばしました。1泊するとこういう組み方ができます。和歌山駅前のドーミーインPREMIUM和歌山に素泊まりで泊まりました(クーポンとポイントを使って7,000円)。
ドーミーイン和歌山に素泊まりした夜の記録はこちらです。

宿の選び方や予約サイトの使い方については、こちらの記事も参考にしてみてください。

大阪から和歌山まで安く行く方法は、こちらにまとめています。

同じ日の夕方に行った雑賀崎の記録はこちらです。

行く前に、曜日だけ決めておく
貴志川線は、着いてから決めればいいことが多い路線です。どこで降りるか、どこまで歩くか。ただ会いたい猫がいるなら、曜日だけは先に決めておいたほうがいいです。休みの曜日を外すと、その子には会えません。
降りる駅:貴志駅と伊太祈曽駅の両方(片方だけだと1匹)
曜日:水・木はよんたまが休み/月・金はごたまが休み/火・土・日はろくたまが休み
持ち物:歩きやすいスニーカー(NB996レビュー)+軽量バッグ(グラニュールレビュー)
よくある質問
Q. いま猫の駅長は何匹いますか?
A. 3匹です。よんたま(マネージャー駅長)、ごたま(福招き駅長)、ろくたま(駅長候補生)が勤務しています。ただし3匹の公休日がずれているため、同じ日に会えるのは2匹までです。
Q. 何時に行けば猫に会えますか?
A. 勤務時間は3匹とも10時から16時までです。それより早い時間や夕方に着いても会えません。現地の掲示には「駅長の都合や体調により休みになる場合、会えないことがあります」とも書かれていました。
Q. ニタマ駅長に会えますか?
A. ニタマは2025年11月20日に亡くなりました。同じ年の12月13日に貴志駅で社葬が行われ、いまは「ニタマ駅守大神」として、ホームのニタマ駅守社に祀られています。初代のたまを祀るたま神社が、そのすぐ隣にあります。
Q. 伊太祈曽駅と貴志駅、どちらに行けばいいですか?
A. どちらも行くのがおすすめです。勤務している2匹は、貴志駅と伊太祈曽駅に1匹ずつ分かれています。終点の貴志駅だけだと1匹しか会えません。1日乗車券なら途中下車をしても追加料金はかかりません。


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